映画アナと雪の女王のあらすじと感想!エルサの抱える葛藤
あらすじ
舞台はとある北欧の王国、アレンデール。国王には二人の娘がいました。
自らものを凍らせることのできる魔法の力を持った姉エルサと、その姉を慕う妹のアナ。
仲良しのふたりでしたが、エルサの能力がきっかけで起きた小さなころの事故がきっかけで、
幼くして交流がなくなってしまいます。エルサの能力を心配した両親によって、
城は外界との交流を経ちます。
やがて二人は大きくなり、国王が亡くなって、エルサが女王になる戴冠式の日が訪れます。
皆に能力が知られたらとおびえるエルサですが、アナとの些細な口論をきっかけに
皆に魔法の力が知れてしまいます。
絶望したエルサは城を飛び出し、国中を凍らせて山奥に逃げ込み、
魔法の力で氷の城を作って引きこもってしまいます。
幼いころのやさしい姉を覚えているアナは、姉を追いかけて氷の城を訪ねますが、
エルサに拒絶されて氷の呪いを体に受けてしまいます。
氷の呪いを受けたものは、真実の愛でしか溶かすことができません。アナを救うことはできるのか?氷に閉ざされたアレンデールの運命は?「真実の愛」とは何かを考えさせられる、アニメの枠を超えた名作です。
感想
アニメですから、正直そんなに期待してなかったんです。しかし、
この映画には大人が見ても感動できるポイントがたくさん詰まっていました。
一つは、エルサの抱える葛藤。エルサは幼いころから人と違う能力を持っていて、
それが原因で大好きな妹に怪我を負わせた過去があります。
このことから、彼女は自分自身におびえ、「いい子でいなくちゃいけない」という思いを
強く持つようになります。心を乱すと人を傷つけてしまう、そういった怖れです。
誰もが、「皆と同じでないと・・」という思いを抱いたことがあると思います。
そういった気持ちとエルサの葛藤がシンクロして、物語にぐっと入り込めるのです。
もう一つは、「ありのまま」というキーワード。エルサが皆に魔法の力が知れてしまったことで、
かえって開き直り能力を全開にしていくシーンは、自分が解放されたようにうれしくなり応援したくなります。「私もありのままに生きたい!」と思わずジーンとしてしまいます。
そしてこのシーンの一番の見せ所は圧巻の美しい映像です。
姉エルサが自国の城を飛び出した後に雪山に氷の城を作るシーンは鳥肌ものの美しさ!
エルサの心が解放されていく様子が映像としてこの上なく華やかに、
象徴的に表現されていて、何度見ても涙が出るほど感動します。
ぜひ、大画面で見てほしいですね。さらにもう一つ大人も感動するポイントは、「王子様」が出てくるのにヒロインと結ばれないこと。なんか、個人的にはその展開に一番感動したかも。やっぱり王女とはいえいまどきの女子は選ばれてハッピーエンドとはいかないってことですかね。
⬇DVD&ブルーレイ⬇
【楽天ブックスならいつでも送料無料】アナと雪の女王 MovieNEX (ブルーレイ+DVD+デジタルコピ… |
関連記事
タグ:クリス・バック監督, ジェニファー・リー監督