映画はちみつとクローバーのあらすじと感想
公開日:2006年
あらすじ
美大に通う5人の男女の物語。映画のテーマは片思いと夢、友情がテーマになっており、まさに青春!という映画です。
映画は櫻井翔さん演じる、純情でピュアな少年竹本が、突然現れた天才少女はぐに一目ぼれするところから始まります。
はぐに一目ぼれした竹本は、彼女に猛アプローチをしますが、そんなはぐの前に破天荒な天才森田が現れます。
天才同志、すぐにはぐと森田は惹かれあいます。そんな二人の関係に気づきながらも、優しく接する竹本。王道の三角関係です。
一方、このドラマでは、もう一つの三角関係が描かれています。優しい青年真山と、真山に恋する山田。しかし、真山は別の年上女性にストーカー的とも思われるほどの思いをよせています。
この二つの三角関係を軸に5人の物語が描かれています。決して成就することのない5人の恋ですが、片思いを通じて、友情が芽生えたり、登場人物が精神的に成長していく過程もみどころになっており、せつないけれど、とってもキラキラした映画です。
感想
大好きな映画で何度も見てしまいます。キャストがとてもよく、蒼井優さん演じるはぐが、かわいくて魅力的で見ている自分も恋をしてしまいそうになります。(女ですが)。
竹本を演じる櫻井翔さんも、やさしくて気弱な青年を好演していて、等身大な演技は、実在する大学生のようで、思わず自分もストーリーの中にいるような気分になります。
見ていて、竹本を応援したくなるのだけど、はぐが、自己中でわがままだけど、男らしくで才能にあふれている森田にひかれてしまう気持ちには、すごくすごく共感してしまいます。
この映画を最初に見たのは、主人公たちとちょうど同じくらいの年の時なので、自分も作品の中にいるような気分で見ていました。5人の片思いに、いちいち共感し、せつなくきゅんきゅんしていたことを覚えています。
だいぶ経ってから、もう一度見ましたが、ああ青春ってじっさいにはこんなキラキラしていなかったなあと思いました。実際はこんなキラキラした青春を送る人は一握りだと思います。
この映画は、青春ってこんなだったらいいなあ、、、みたいな想いがいっぱい詰まった、妄想ファンタジーなのだと思います。だけど、登場人物がとっても自然で等身大なので、実際には青春ってそんな素敵でキラキラしているのかと錯覚してしまい、うまくできているなあと思います。
映画の挿入歌もスピッツの魔法のことばなどが使われており、とってもファンタジーな世界を醸し出しており、素敵な映画です
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