映画ママの遺したラブソングのあらすじと感想

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公開日:2004年



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あらすじ

フロリダ州に住む18歳のパーシーは母親の葬儀に間に合わず、遅れてたどり着いた町は、ルイジアナの田舎だった。その実家で出会った二人の男は大学教授のボビーと教え子のローソンで同居人だという。

実は彼等は1年間だけそこに住むことを許されているのだったが、行き場のない二人はパーシーには告げずに住み続けようとする。

一度は帰ろうとしたパーシーだったが、母の荷物の中の1冊の本にボビーのメッセージを見つけて母の家に戻ることを決め、奇妙な三人の同居生活が始まった。

酒場で歌っていた母ロレーンは町の人たちの人気者で、人々はパーシーにその面影を見ていた。パーシーとは、パースレーン(スベリヒユ)=黄金色に輝く子の意味。名づけを手伝ったという隣人はよき理解者だった。

昔の夢を追い、怠惰な生活の中でローソンを作家として育てようとするボビーと、その彼を尊敬しながらも反発と愛情をみせるローソンは、パーシーを一人前に育てようと学校へおくりだした。

 

感想

「どんな時も歌がある、ボビー」母が残した本にみつけたメッセージで、パーシーは母の家に引き寄せられる。古びた小さな家のそばには花畑、黄色に染まる花が母親のようにパーシーを見守っている。年寄りで病気持ちのボビーだが庭でギターを弾いて歌うと近所の人たちが周りに寄り添って暖かい。



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二人をつなぐローソンの存在がとてもいいのです。パーシーの夢を叶えるために学校へ行かせようとするくだりはまるで父親が二人いるようで、寒がるパーシーを暖炉の前で毛布に包んで一緒に眠る姿は庇護者か恋人のよう。このシーンが暖かくて好きです。
性的な要素を超えた結びつきを感じます。

やがてパーシーは母親の遺した手紙で父親の名前を知ります。
そして何度も自分に手紙を書いたけど送れなかったことも。

若くて反抗心旺盛なパーシーは実は父親を知らず、母とは幼いころに別れて自分の過去が分からないでいた。だから知りたい・・・子供の頃がどんなだったか、私だって可愛い時がきっとあったはず。それを誰かに教えてほしい。
パーシーの心の叫びは、ボビーが実の父親だと分かった時にやっと届きました。

初めはギスギスしていた三人の関係も少しずつ変わり始めます。
来た時に見た家が古ぼけて小汚かったのに、色を塗り少しずつ綺麗になってきたように。
それはそのまま彼等の心の変化でしょう。

そして過去のあやまちから前向きに生きられないでいたボビーは、娘の卒業式で父親らしい感情を取り戻していきます。幼いパーシーを見守っていたロレーンの旧友の男たちにも祝福されて、母親のドレスを着た娘と踊るダンス・・・あれが彼の最後の輝きだったのかもしれません。
ボビーの墓の前で手をつなぐローソンとパーシー、これからの二人の人生を暗示しているようです。

 



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