映画寄生獣 完結編のあらすじと感想

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公開日:2014年



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あらすじ

前段に宇宙から飛来した謎の生物が多くの日本人に寄生し宿主の人格を変えてしまう事件が多発した中で起こる物語です。その寄生獣が周囲の日本人を補食すると云う残忍な事件が起こりますが主人公の男子高校生は偶然に寄生されている時に寄生獣を右手にとどめて自らの脳を守ります。

右手に寄生した寄生獣はミギーと名乗り、主人公の高校生を守る事で寄生中自身を守ろうとします。その高校生が通う学校に教師として寄生獣に支配された女性が赴任します。

この女性が市長選挙を通じて行政を支配し目立った寄生獣による人間の補食を隠す事を画策し成功させた功労者でもあります。ミギーと男子高校生とが協力しながら寄生獣と戦い生き残り続けますが、この女性教師はミギーと男子高校生を研究し襲いません。

この女性教師が考え造り出した最強の寄生獣も市役所の中でこの女性に従い続けています。しかし女性教師が雇って男子高校生を調査した探偵が警察に寄生獣の詳細を通報した事で寄生獣に乗っ取られた市役所は自衛隊員らにより概ね奪還されます。

その掃討作戦は最強の寄生獣により逆転され掃討部隊は全滅します。そして最強の寄生獣とミギーらと戦闘が始まります。自動車事故を故意に起こして車を崖下に落したミギーの攻撃さえも最強の寄生獣は凌ぎ、ミギーは男子高校生を助ける為に一時寄生獣の中に潜伏します。

男子高校生と最強の寄生獣との戦いはゴミ焼却施設の中で始まり、高濃度放射性物質の付着した鉄棒が最強の寄生獣の協調を瓦解させ、ミギーはその隙に男子高校生の右手に戻り勝利します。

 

感想

原作の漫画で、男子高校生が最強の寄生獣を倒す武器は有機塩素系毒素の付着した鉄棒でした。それが映画では高濃度放射性物質の付着した鉄棒に変わっています。この点は東電福島第一原発の重大事故後まで映画化が伸びた影響でしょう。当初はハリウッドで映画化される予定で実現せず、原作完結から映画化まで大変長い歳月が経過しこの様になりました。



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原作では図書館で借りて来た本をミギーが読んで人類について学習するのもインターネットと図書館とを併用するスタイルに変わっていて時代の変化を感じます。前編後編の2本の映画上映時間に制約された事で、原作で活躍するミギーの仲間も映画では登場しません。原作は傑作漫画だと思いますが映画もなかなか良い出来だと私は感じました。特に主人公と仲の良い女子高生との微妙な距離感と親近感は映画でもよく描かれていたと思います。
前提が宇宙生物の飛来に始まるSFですがこの物語は人類のあり方を問う社会的問題作です。特にミギーが主人公に問う悪魔の事を調べたらそれは人類が最も近いと云う問いかけは厳しいものです。根底には科学万能を装いつつ利潤を追求し過ぎて狂った社会への警鐘として宇宙からの飛来生物が問うと云う途方も無く大きなSFの形態をとっている様に私は解釈しました。
最後の場面で主人公の彼女を拉致する犯罪者は社会の病理を代表する存在ではなく、人間の中に潜む残虐性を代表している様に感じました。その犯罪者は人間であるにも関わらず寄生獣を判別出来ると云う設定で掃討部隊に利用され最強の寄生獣出現の混乱を利用し逃亡し主人公を追い詰め、無期限の眠りについた筈のミギーが突然復活して主人公と彼女を助けると云うハッピーエンドを私は次の様に考えました。助かった事自体は喜ばしいものの狂った獣の様な犯罪者を制圧するには通常の人には不可能で、特殊な対抗手段が必要である事を示唆していると考えました。

 



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