ニシノユキヒコの恋と冒険の感想ニシノさんと夢の世界に行ける映画

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公開日:2014年

 

最近見た映画の中で一番素敵でした。10年くらい前に原作を読んだことがあったのですが、10年という時間を全く感じさせない、可愛くて切ない映画です。

 

元々竹野内豊さんがすごく好きとか、(かっこいいとは思いますが)出ている女優さんがすごく好きとかがなかったので、(皆さんおきれいだとは思いますが)映画が公開された時も特に気にはしていなかったのですが、こんなにときめくなら映画館に見に行けばよかったな、と思いました。

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竹ノ内豊さんの役柄

まず、竹野内豊さんがこういう、風のような、ふわっとした役をやってらっしゃるのを初めて観て、意外と似合うことに驚きました。

 

こういう役は、永瀬正敏さんの専売特許だと思っていたので(永瀬正敏さんファンです)白いシャツがあんなに似合うだなんて思いませんでした。

 

それに加え、原作では短編集のような作りになっていたように思うのですが、ストーリーが基本的にひとつながりなのがとても見やすく、話がスッと入ってきたように思います。

 

女優さん達が可愛い

そして、これは監督さんの撮り方が素晴らしいからなのかもしれませんが、女優さんたちが今までに見たどんな役よりも良かったです。ソフィア コッポラが撮ると女優さんたちがみんなとびぬけて可愛くなるような感じで。

 

特に本田翼さんと木村文乃さん。このお二人は、実は今まで少し苦手だと思っていて、きれいな人たちだけれども、特に話し方と声の感じがあまり受け入れられないなと思っていたのですが、この映画でお二人とも大好きになりました。

 

本田翼さんは抜群の透明感で、一度ニシノさんと別れていながらもちょっかいを出しまくり温泉旅行にまで行ってしまうというちょっと困った女の子の役をやってらっしゃって、今現在のニシノさんの本命である尾野真千子さんに喧嘩を売りまくるのですが、そういう恋愛に奔放なちょっと悪い女の子の役が新鮮で、可愛くてとても似合っていました。

 

二人は終わったと言っておきながら、「ユキヒコのことが好きだよ」と軽やかに言ってしまえる可愛さと、それが許されるキャラクターが見ていて気持ちが良かったです。



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逆に喧嘩を売られる尾野真千子さんは、女性的でかわいいところのある、でも素直になるのが苦手な女性の役をやってらっしゃって、それはそれで新鮮でした。

 

女の子カップルの中に自然に溶け込む竹ノ内さん

そして、この映画で何より良かったのが木村文乃さんと成海璃子さんの女の子カップル。そしてその中に自然と入ってしまえる竹野内豊さん。

 

現実にはもうずいぶんおじさんなはずなのですが、(失礼なことを言ってすみません)全く気になりません。

 

これはもう、この作品の中で竹野内さんがニシノユキヒコだということであり、それがしっかり成立しているからこその違和感のなさなのだと思います。

 

木村文乃さん演じるたまちゃんは、成海璃子さん演じるすばるをとても大事に思っているのに、ニシノさんとそういう関係になってしまい、

 

それに対してニシノさんは「たまちゃん僕のこと大好きでしょ」と言います。

 

最初はニシノさんを警戒していたたまちゃんが、だんだんニシノさんになついていく様子がかわいくて、(髪型もめちゃくちゃ可愛くて似合っているのです、ふわふわで)そんな風に、ニシノさんは女の子がどうしてほしいのかが自然に分かってしまい、それをかなえたいと思ってしまうのです。優しいのです。

 

でもその優しさは人を傷つけてしまうこともあり、いろんな女の子たちがみんなニシノさんのことを好きになるのに、結局女の子たちはニシノさんから離れて行ってしまうのです。

 

話が前後しますがこの鳴海さん木村さんの女の子カップルは、この年代の女の子だったら絶対に経験あるだろう、というはしゃぎ方でじゃれあっていて、もう戻れない若かりし頃を見ているようで切なくなりました。

 

そうやって、いろんな女性たちの間を渡り歩いて、でも誰とも幸せになることのできなかったニシノさん。

 

軽やかに、でもどこか寂しそうに、ぽっくりいってしまって幽霊になってたたずんでいるニシノさん。

 

女性の向けの映画

このお話の良いところは、最初から最後までニシノさんが女の子をとても大切にしているので、女性の立場から見ていやだな、と思う瞬間が全くありませんでした。

 

女の子たちがどんな醜態をさらしても、目の前でつかみ合いの喧嘩をされてしまったりしても、それで女の子をけなしたり、悪く言ったり嫌いになったり、ということがないのです。

 

女性のための、救いの神のような人です。クライマックスのお葬式のシーンでは、あんなに喧嘩していた女性たちが、手をつないで仲良さそうに火葬場に向かってゆきます。

 

それは彼女たちの中で、間違いなくニシノさんに大切にされていた思い出があるから、修羅場になっても、ニシノさんは私を悪者にせずにいてくれたから、だからこそ、素敵な思い出として彼女たちの中に残るのだと思います。

 

これは、女性が女性のために作った物語です。恋愛は、なかなかいいことばっかりないし、自尊心の強い男の人は喧嘩をすると平気で女の子を傷つけるようなことを言ったりします。そんな時に、思い出したようにこのDVDを借りて、夢の世界にいけたらいいな、と、思います。いい映画でした。



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