映画天空の城ラピュタの感想!名作中の名作

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公開日:1986年

 



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感想

いまさらラピュタについて語るのもなんなのですが、私が映画について考える時にはラピュタを抜きにはできません。なぜなら私はこの映画は”不朽”の名作だと思っているからです。

 

不朽ということは、朽ちることがないということ。つまり今後百年経っても五百年経っても、その時代に生きる人たちの心を打つ作品にまで昇華したということです。

 

この作品が不朽になった要因はひとつではありません。まず、テーマが普遍的で深いことです。人類以外の高度な文明がかつてどこかにあり、それを追って思惑の違うたくさんの人々が冒険をしていくという筋書き。

 

このわくわくするような心境は、どんなに時代が進んでも変わることはないでしょう。要因の二番目は、無駄がなく完成度が高いことです。

 

普遍的なテーマに取り組んだ作品は他にもたくさんありますが、テーマが深くて大きいほど逆に扱いは難しくなるものです。

 

チープな作りで深いテーマを描くと、むしろ陳腐になって失敗します。しかしラピュタはその深くて大きなテーマを軽々と持ち上げるだけの堅牢な構造を組み上げています。

 

しかも複線や時系列も含めて緻密な計算が全編に張り巡らされ、見ている人の視線を画面に釘付けにして一秒も離しません。三番目はドラマ性の高さです。



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未知の文明を追う者は若い男女だけでなく、謎の特殊軍隊や海賊もいます。それらと敵対したり仲間になったりしつつ大空を駆け巡って天空の城に到達し、そこで大爆発とも言えるレベルの出来事が起こります。

 

しかも主人公の二人は共に命を懸ける決断をしています。この展開と志が、見ている者の心の琴線に触れてきます。

 

このドラマ性の高さは他の作品にはまれです。そして最後に圧巻なのがエンディングです。ここまで息を飲む展開を続けてきて、最後に滅びの魔法を使い強烈なカタルシスを消化します。

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その後ドーラ一家と奇跡の再会をすることで映画を見ている観客はほっとします。そして観客が暖かい気持ちになっているところで、パズーとシータ、ドーラ一家は互いに手を振りながら別れていってしまいます。

 

その光景を映しているカメラを空中に置き去りにしたまま、二組の懐かしい人物たちは別々に去っていってしまうのです。

 

この秀逸なエンディングにより、それまでの印象が強烈に封印されて深い後味として長く残ります。これらの多くの要因が合わさって、天空の城ラピュタは「不朽の名作」にまでなりました。私にとってはぜひ人にすすめたいナンバーワンの映画です。



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