映画僕は明日昨日のきみとデートするの感想!変えられない結末

公開日:2016年

 

 

この映画を観ようと思ったのは元々女優の小松菜奈さん目当てだったので、いざ観る前にあらすじだけを見ると「最近よくあるパラレルワールドの設定なのかな」と思っていました。実際にメインの2人(福士さん演じる高寿と小松さん演じる福寿)は住む世界が違います。ただ細かいルールみたいなのがあるので、高寿からは福寿に会えないうえに予想以上に悲しい結末が待っていました。

細かいルールについては小説に載っていますが、映画では特に触れていないです。細かいルールと別で重要なことが「2人は過ごす時間は逆になっている」ということ。2人がそれぞれ住んでいる世界と時間の進みが逆になっているということです。高寿がこれから歩んでいく未来は福寿にとっては過去のことになっており、この流れが映画のタイトルになっているのだと思います。

 

そしてもう一つ、重要なことは福寿からしか高寿側の世界に行くことができないということ。過去のある出来事によって高寿に助けられた福寿はそこで運命を感じ、この物語が始まっていきます。福寿が高寿の為に頑張っていき結果、20歳になった2人は結ばれます(2人が会えるタイミング等は省略)。



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その福寿の健気な頑張りと覚悟に胸を打たれました。2人が過ごす時間の中で福寿から真実を告げられた高寿は一旦距離を置いてしまいますが、その時福寿の行動の意味を知り、福寿に謝りより深く結ばれるシーンがあるのですが、私はここに一番注目してほしいと思います。

 

高寿と過ごす未来の出来事を知っている福寿は例え分かり切ったことでも2人の歴史を変えない為に、ただひたすら台本通り演じていくのです。もちろん一緒に過ごす時の楽しみは演じているのではなく、本心で喜んでいると思いますが、物語が終盤に向かい高寿にとっては最愛の福寿と別れるピークを迎えます。

 

この時に福寿に言った台詞がこの物語の端と端を表すことになるのですが、福寿にとってはこの時が最初であり徐々に高寿と離れていかないといけなくなります。最愛の恋人から最後には知らない他人通しのふりをしないといけなくなるのですが、ここを理解し始めるともう一度映画を観たくなってしまいました。

 

福寿視点で最初から物語を観ると、福寿の切ない気持ちがより分かるのではないかと思いました。2度観たくなる映画が近年なかったのでとても印象に残り、実際に2度観ることになりました。原作との設定にそんなに異なる点がないところも高評価でした。DVDが出たらまた観てみたくなる素晴らしい映画でした。

 



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