映画ラジヲの時間の感想シットコム作品

スクリーンショット_013017_082950_AM

公開日:1993年

 

 



[スポンサーリンク]


感想

敬愛する三谷幸喜さんが、劇団「東京サンシャインボーイズ」で上演した『名作』を、まさかの映画化!!
少し前?のラジオがまだ一般のメディアとして普及していた時代・・・「ラジオドラマ」も盛んに放送されていた。
その「ラジオドラマ」の『生放送中』にトラブルが次々と起こって・・・

 

はたしてこの「ドラマ」は「キチンと完結までたどりつけるのか?!!!」
まず、キャスティングが豪華すぎます。
ラジオドラマの主演女優に戸田恵子。ディレクターは唐沢寿明、プロデューサーが西村雅彦、ドラマ作家が鈴木京香・・・そしてまさかのカメオ出演の、
世界の「ケンワタナベ」がトラック運転手!!!

 

それ以外にも書ききれないほどのキャストすごさ、この、ノンストップコメディを盛り上げてくれます。
「シットコム」とは「シチュエーションコメディ」の略。つまり、ギャグとか無理から面白いことをやって笑いを誘う手法ではなく、
あくまで「状況が面白い」ことが大前提。



[スポンサーリンク]




 

つまり、劇中のキャストは皆、ラジオドラマの本番に向けて、様々なトラブルに見舞われるのですが、当然、本人たちは
「必死!」
でも、
観ている、観客である私たちは「その状況を外から見てほくそ笑んでいる」

 

その「シットコム」の定義を、これでもか!!と矢継ぎ早にぶっこんでくる三谷幸喜監督の構成の妙ったら!
折角、問題も無くリハーサルも終わったのに、本番前に今日に「私、こんな役やっぱやだ~」と言い出す主演女優。

 

ディレクター以下スタッフは、「今から変更なんて無理だよふざけんな」って感じなのに、あっさり「何とかしましょう!」と言っちゃう風見鶏なプロデューサー。
どんどん自分の脚本が、その場のキャストの身勝手で変えられていくことに業を煮やした作家は、ついにスタジオに引きこもり!!!

 

生本番だけに引き返すことはできない。役者が言ってしまったことは「リテイク」できない。その「縛り」を上手く逆手に取って、物語をどんどん取り返しのつかない方向に転がしていって・・・

でも、

 

三谷さんは、最後に最高なハッピーエンディングを用意してくれています。しかも、(その時はまだ世界には出ていない、でも今から思い返せば、この人だからこその!)
「ケンワタナベ」を使って!

 

私も放送業界にいますので、これほど業界の内部の「膿」をリアルに描き、しかもコメディに転嫁させた三谷さんに感服です。
ラストシーンは、涙ながらに拍手喝采でした。



[スポンサーリンク]


コメントを残す

このページの先頭へ